小さなお花屋さん‘風々緑花’のあゆみ
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#23 オーダー寄せ植え~育て方編~

~この記事は、#23の寄せ植えをお届けした方への育て方アドバイスになります~

大変長くなりますので、ご不要の方は読み飛ばしちゃってくださいね。


20111106.jpg


*鉢全体の管理

芯においたエレモフィラニベアは、エリカなど この類の気候を好むものに共通して
多湿に弱いが水切れのダメージも大きいという性質を持っています。

その為、保水性と排水性─相反する性質を兼ねた用土の配合にしています。

特に水を大変好むものとは混植していませんが、
花物のパンジー、ストックに準じた水遣りで大丈夫です。

液肥は1000倍で薄める、と書いてあるものなら、2000倍に薄めて週に一度与えます。

これは エレモフィラニベアがあまり肥料分を好まない性質であること
それから、今回の花の密度が高く、パンジーもストックも、
育種された多花性の品種(いわゆるブランド品種)を使っているので
多少薄めでも 充分に花をつけるからです。

液肥は、可能ならリン:カリ:窒素が5:5:5のもの
もしくはリンが飛び抜けて多く配合されたりしていない物を選んで下さい。
(エレモフィラはリン酸肥料を多く与えない方が良いようです。)


秋から晩春~初夏ごろまで花が咲いてくれますので
これからの季節はずっと、日当たりの良いところに置いて下さい。
出来れば、雨が当たらない場所の方が、エレモフィラにとっては過ごしやすいでしょう。

春、日差しがきつくなってきたら半日陰くらいがベストです。

エレモフィラは日本原産の花木などに比べると、
毎年花を咲かせる樹木として育てるのは少し難しいので
今回は、他のお花たちと共に晩春ころまで愉しめるよう、草本的な扱いをしています。




*エレモフィラニベア

豪州原産の低木で乾燥気味の気候を好みます。
性質は強健ですが、気温の高い季節の長雨に当たると枯れこみやすいため
出来るだけ雨の当たらない場所で育てるのがベストです。

雨に当たった葉は茶色くなってパラパラ落ちることもよくあります。
お店に出回るころはがっちりとしたエレモフィラも、
だんだん奔放に伸び、枝が暴れてきます。

でも、強い剪定(全体を短く刈り込むこと)だけは絶対にしないように。
強い剪定で枯れてしまうことがあるので(特に若苗の小さなポット)、
必ず剪定は弱く行ってください。


地域にもよりますが、開花は春~初夏頃です。
剪定の季節は花後すぐ行い、夏以降は剪定をしません。
今年延びた芽に来年花をつけるので、花芽を切ってしまうことになり、
翌年花が咲かなくなるからです。


以上の点をまとめると、肝心なのは

●水遣りの際、葉の上からかけないよう株元にあげること(特に高温期)。
●秋~春の間はしっかりと日に当て、枝をしっかり充実させる。
●花後に軽く剪定を行い古枝などは整理し、梅雨前からは半日陰で管理。
●そうして夏を過ごし易くし、それから伸びる枝が来年の花芽になる。
●冬は霜には当てない。


という点です。

2年目の開花には少しコツがいるので、少し詳しく書いてみました。

樹木ですが 剪定の枯れこみや 立ち姿が奔放なこともあって
一年草として割り切って扱うこともあり
環境やライフスタイルによって 選ぶとよいと思います。
と言いながら、私はいつも処分なんて出来ず鉢だらけにしてしまうのですが・・・><



P1080302.jpg

ちょっと休憩・・・加工してみました



*パンジー‘アプリコットシェード’

アプリコットシェード、という名のパンジーがいくつかあるような気がしているんですが・・・--;
昔は、ビオラ、パンジーといえば トーホク、サカタ・・・
それから大人気の見元園芸さん

近年は育種交配もどんどん盛んで、○○シリーズとか 海外のムーランフリルとか
ブランド名がすごーく増えました。
だから、ピンクシェードとかアプリコットなんちゃらとか かぶっても仕方ないのか。

今回は、八ヶ岳変わり咲きパンジーというシリーズ。
一応、¥100のアプリコットシェードと違って
花数も多く、中輪でまとまりよく、色幅が大きいのでグラデーションが愉しめる品種です。


花ガラはまめに取り除きます。
種がすぐ付くので、そうすると栄養が全部そっちへいってしまい
花付きが悪くなり、草姿も乱れて株が消耗してしまうからです。

ハサミでカットするよりも、手で花の茎の元から摘んで下さい。

パンジーやビオラは、少し前記事でも触れましたが、気温の高いころに植えると
徒長しやすいため、寒さがくるまえに摘芯します。
春、気温が高くなってきても 日照不足で徒長しやすくなるため
そんなときも摘芯(ピンチ)して分岐させます。


ピンチは すでにご存知かもしれませんが、
徒長した枝を観察して、新芽の出ているところを探します。
脇から出てくるので「脇芽」と呼ぶ事もあります。
脇芽が無かったらもう少し待つか、無い部分でも思い切って葉の少し上でカットすれば、
必ずそこから花芽があがってきます。

花が見ごろになってからは、一度に全部カットしてしまうと花が無くなってしまいますから
何本かずつ選んでカットし、時期をずらしてカットしていくと良いです。


下葉が枯れてきて黄色くなることがありますから、
時々チェックして 黄変した葉は取り除いてください。
特に暖かい時期は放っておくと腐敗しやすく、カビや雑菌の発生源になってしまいます。


*ストック‘ビンテージストック’

冬の間も咲き続け、花壇を彩ってくれる冬~春の優秀な花材ですが
強い霜には当たらないようにします。
(寄せ植えにしていると他の花で防寒になったりしますが・・・寒波の頃は気をつけてください)

高性の切り花タイプもありますが、これは矮性でコンパクトにまとまり
花芽の分化もよく、次々花が咲き横張り気味にふんわり広がります。

お日様のもとでは次々咲きますので、花ガラ摘みはこまめに!
次の花の開花が早まり、病気の予防にもなります。

ストックの花は花穂の下から上へと咲いていき
枝分かれして咲き終わった花は、茎を花穂の少し下で切り取るようにすると、
脇芽が伸びて新しい花が次々と咲きます。

ストックは、土の中に肥料分があれば 追肥はあまり必要としません。



*ビート・ブルズブラッド

ボルシチに使うビート(砂糖大根)の仲間で
ビートには園芸品種がたーくさんあるのだそう。これはその一つ。
名前の‘血’の意味合いにも納得の、光沢のある黒~い魅力的な野菜です。

あまりこのような質感のものが無いからか、近年急速に人気が高まりました。
育て方があんまりのっていないのですが、
暑さに弱く1年草扱い、という記述が多いです。

それでも本来は何年か宿根する性質もあるそうで
夏に花が咲くのですが、花が咲く前に地際で刈り込めば、新しい葉が出てきます。
夏の暑さが苦手なので、涼しく管理してあげるとまた愉しめるかもしれません。

これからの季節は、中央からゆっくりと美しい葉を展開してくれるので
傷んだ葉や古葉は 付け根から綺麗に取り除いてあげて下さい。


*ステラ(バコパ)‘スノーフレーク’

ステラ、というのが正式な名前ですが 旧属名のバコパで呼ばれることが多いです。

小さな花を咲かせながら、枝垂れてこんもりふんわり・・・と咲いてくれる姿が人気です。
霜が降りなければ寒さにも強く丈夫で、陽だまりとなるようなところでは
夏場をのぞき、周年開花します。

蒸れると葉や茎が茶色くなってしまうので
梅雨前に、すかすように枝を整理して、風通しよくします。
めんどうなら、ざくっと半分くらいの高さで思い切ってカットしてください。

どの道 夏場は花が休みますので、気にしなくても大丈夫。
涼しくなるころには またふさふさと茂ってきて 花が咲き出します。

乾燥を好む・・・という記述が多いステラですが
蒸れを嫌うだけで、毎年思うのは、意外に水をよく吸い、水切れをしやすいということです。
いったん水切れすると 回復に時間がかかり 枯死する場合もあります。
あげすぎは禁物ですが、風の強い日は蒸散が激しく水切れしやすいので注意してください。

花ガラ摘みは余り必要ではないのですが、花数が多いだけに
茶色くなった花が気になる方もいらっしゃると思います。

マメに出来る方は、ひとつひとつ摘まんでも良いのですが
ある程度咲き終わった枝を、枝ごとカットすると楽です。

枝先をカットするのはピンチしているのと同じですから
そこから分岐して枝が伸び、花が増えます。

切ったところからどんどん伸びていってしまうので
枝先にばかりボリュームが出てくるとバランスが悪くなります。

時々、何本かは枝を下の方でカットしてあげると 綺麗に枝垂れてくれます。


*ヘデラ

イエロー系の斑入り葉‘イエローリップル’と
グリーンの‘ピッツバーグ’の2種類を散らすように植えています。

ヘデラはとても丈夫で管理も楽ですが
蒸れが苦手で、高温期には株もとの葉は必ず茶色くなって枯れています。
時々チェックして、病気が発生しないように、蒸れて枯れた葉を取り除いてください。

生育期にはどんどん伸びますから、鉢に這わせるようにしてアレンジしたり
高いところから垂らしたり・・・
伸びすぎたときにはカットして、水に差しておけば室内でも発根します。

ひどい水切れを起こすと、葉がカラカラになって戻りませんので
ステラ同様、ご注意を。

真夏は斑入り葉は葉ヤケを起こす事がありますが、枯死する心配はありません。
気になる場合は、耐陰性もあるので半日陰で管理してください。


以上です。

ながいよ~ ながいよ~

すんごい時間かかっちゃった。お待たせして申し訳ありません。



コストを抑えるために、出力せずにブログでご覧頂ける形をとっています。
まだ試行錯誤していますので、今後メールにデータとして添付する形に変更するかもしれません。

方向性はいろいろ考えているので またブログでつぶやきます。


ご依頼くださった方のところで、ふんわりと優しい色で咲いてくれますように・・・*

見てくださった方が、優しい気持ちになりますように。
 

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この記事へのコメント
115. ミワ   URL  2011/11/08 12:25 [ 編集 ]
素敵な寄せ植えありがとうございました。
育て方のアドバイスや、お花の説明もすごくわかりやすかったです。
大事に管理すれば長い間楽しめるんですね(^^)
頑張ります!
野菜のビート、早速ウチの犬がムシャッと少し食べてしまいました。美味しそうだったのかなあ・・(^^;
ではでは、また宜しくお願いします!
116. wakayo   URL  2011/11/09 10:38 [ 編集 ]
*ミワさん
こんにちは!コメントありがとうございます^^*
この度はこちらこそ、本当にありがとうございました。

ブルズブラッド・・・わんちゃんが@@!
すみません、そんな事は全く予期していませんでしたTT;
そうか、犬には食べれるって分かったんだ・・・!

そうしたら、寄せ植えによく使うワイルドストロベリーなんかも、
ハーブとして葉っぱも使えるので 食べてしまうかもしれませんね。
実家では小さいころから犬を飼っていますが、これは初めて気付きました。
(うちのこは よく雑草食べてました。)

育て方の説明、長文になってしまい読みにくかったでしょう。
これから工夫を重ねていこうと思っていますので
またのぞきにいらしてくださいね*
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Author:wakayo
賃貸ハイツの小さな庭で、寄せ植えのお店をしています。
思い描いていることにはまだまだ遠いけれど、理想に向かって小さなあゆみを続けていきます。
※ネットショップは不定期オープンとなっています。
小さな寄せ植え屋さん :::風々緑花:::

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